voice and tuba

山根明季子:水玉コレクション No.12


山根明季子:水玉コレクション No.12(2011)
Akiko Yamane, Dots Collection No.12

水玉コレクションと題する作品をはじめ、私は人間の営みとも言える人工的で不自然なものを「ポップな毒性」として追求し続けています。この作品は、1音1音にどのように人工的な表情や色、質感を、アコースティックな演奏から感じるか、ということを念頭に書かれました。歌い手は様々な発音(既存の言葉では無い)を、呪術的に繰り返され徐々に歪められる音程1音ごとに発し、またテューバ奏者は声との重音を駆使して、音程や音域ごとに異なる倍音構造から生まれるテクスチャーを彩ります。さて受け手の感覚というのは人によって全く違うもの、皆様はどのようなDOT柄をこの曲から感じ取るでしょうか。

【山根明季子・記】

山根明季子 Akiko Yamane / site

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