voice and tuba

激闘!!新作初演!!


先だって中川さんの「3つのデュオローグ、7つのモノローグと、31の断片」を初演し、明日から京都公演のために現地入りする低音デュオですが、いつも新作をお願いしたりされたりで初演していると、時に激闘と呼ぶにふさわしい修羅場に遭遇することがあります。
先ほどの「3つのデュオローグ、7つのモノローグと、31の断片(以下3,7,31と略)」は以前解説をアップしましたが、こんなに事細かな解説なのに、楽譜が一音符もないって時もあるんです。
とはいえ、締め切りを過ぎても楽譜は来ない、ということは寧ろ日常茶飯事で驚くべきことでもないのですが、今回はなんと当日GPに行くまで果たして曲があるのかどうか判らない、という非常にスリリングな状態(そのときの様子はFBで逐一報告していました。時代を感じますね)。
「3,7,31」はその名の通り多くのセクションに分かれているのですが、7つのモノローグは半分、最後の31の断片は25個以上が当日に持ち越しということで、ゲネプロは大変な修羅場となりました。写真はそのときの様子ですが(そもそも何故舞台に黄色いバラがあるのだ?)、ピアニカを練習している松平さんも心なしか加速していますね。
しかし流石は中川さん、当日でも演奏可能な枠内にきちっと収めた上で、後で見返してみるとまさにそうでしかありえない音の選び方、全体の構成で思わずうなってしまいました。
しかし本番演奏してみて結果30分かかってたのには正直驚いたなぁ。