低音デュオの重要なレパートリーである松平頼暁さんの「ローテーションI」ですが、双子作でもあるソプラノとサクソフォンのための「ローテーションII」、それら二編成を合わせたカルテットの新作「ディスパージョン 」を中心としたプログラムの演奏会に出演します。
回転/散乱 〜松平頼暁をめぐって〜
2017年11月21日(火) 19時開演
杉並公会堂小ホール
松平頼暁『ローテーションI』はバリトンとチューバ、『同II』はソプラノとサクソフォンのためのデュオであり、この2曲は並行して同時に作曲された。Iの楽譜の上下をひっくり返すとIIの楽譜になるという特異な関係を持つ、この両作が連続演奏されるのは、本演奏会が初めてとなる。さらに、この2つのデュオを組み合わせたカルテットのための委嘱新作も交え、80歳を超えてもなお旺盛な松平頼暁の創作活動を中心に紹介する。
出演:
松平敬(バリトン)、工藤あかね(ソプラノ)、
橋本晋哉(チューバ)、大石将紀(サクソフォン)
曲目(予定):
松平頼暁: ローテーション I (2010) bar, tuba
松平頼暁: ローテーション II (2010) sop, sax
松平頼暁: ディスパージョン (2017、委嘱初演) sop, bar, sax, tuba
松平頼暁: レチタティーヴォとアリア (2016) sop, bar
池辺晋一郎:軌道エレベーター (2004) counter-ten, sax
稲森安太己:息の合う二人 (2015) bar-sax, tuba
B. アマート:二人は一緒に (1971) sop, tuba
C.ウルフ:『マイクロエクササイズ』(2006-07)より sop, bar, sax, tuba
チケット取り扱い:カンフェティ
全席自由 前売3000円、学生2000円(税込)当日は各500円増し。
主催・企画:松平敬&工藤あかね
助成:芸術文化振興基金助成事業、野村財団
制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)