木ノ脇道元《TORERO》(2017)解説


木ノ脇道元《正式には『21世紀の男らしさについて』通称「TORERO」》

「現代音楽」と「ルネサンス以前」という極端にかけ離れた時代の、「みんなが知らない曲」を紹介するのが「低音デュオ」の心意気だと思われる。しかし、変則的な組み合わせから生まれる特殊な響きのためのレパートリーを開発する、ということに焦点を当てるなら、誰もが知ってる曲を敢えて使うところに新しさがあるかもしれないのである。それは「ポップソング的なものを」という、彼等からの難問に応えるためのほとんど唯一の方法にも思えたのだった。
ジョルジュ・B、ロディオン・S、ピーター・Tそしてタカシ・M、シンヤ・Hに捧ぐ。【木ノ脇道元】

【木ノ脇道元 きのわき・どうげん】
フルートを武田又彦、金昌国、細川順三の各氏に師事。「演奏」と「創作」が分ちがたく結びつくあり方を模索する。Cockroach eater共同プロデューサー、アンサンブルノマド創立メンバー。2011年、自作品のみによる自作自演コンサートを開催。ジパング・プロダクツよりCD「blower」「不在の花」、Cockroach eater名義で「Perfect World」「Crazy days」をリリース。東京芸術大学非常勤講師。神奈川県立弥栄高校講師、ムラマツフルートレッスンセンター講師。
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